教育や指導の場面で使う
教師や、教育者のみならず、一般の会社でも、医療の分野でも、必ず、教育や指導が必要となってきます。
教師や教育者、指導者というと、どうしても指導される側よりも、一段高い位置に陣取ってしまう傾向があります。
もうひとつの傾向としては、教育する側、指導する側は、必ず正解を持っていなければならないという脅迫概念にとらわれがちだということです。
この脅迫概念は、やっかいです。自由な質問を怖がるのです。”答えられない=指導者として失格だ”という思い込みが、部下や生徒の自由な質問を阻み、結果として、部下や生徒自身が自力で考える力を奪っていると思います。
義務教育で教わる、数学や英語には、きっちりとした答えがありますが、会社経営の現場や、医療の現場、勉強の仕方、進路の選択、人間関係、ましてや、人生においては、正解などありません。
正解がないからこそ、わたしたちは、一生勉強し続けるわけですから・・・
このことを踏まえると、部下指導や教育の現場での上司・指導者は、自分が全ての正解を教えるというスタンスではなく、部下や生徒と一緒に今考えられる、ベストの方法を探っていこう・・・というスタンスに変わります。つまり、コーチングが使えるというわけです。
特に、学校の先生の場合、教科を教える以外の部分、例えば、進路指導や、生活指導の場は、学校側の基本方針を明確に伝えた後は、コーチングを使わないと、反発しか返ってこないのではないかと思います。基本方針の伝え方にしても、コーチングのメッセージを伝える技術を使えば、もっとうまくいくのではないでしょうか。
東京では、「教育者のためのコーチング研究会」が発足し、さまざまな活動をしています。
わたくしも、学校の先生を対象とした講演や、コーチング・スキルトレーニングをさせていただいております。
そこで感じるのは、よいか悪いか、を決めたがる教育者が多いということです。コーチングの話をすると、他のいろいろな手法が全て否定されるとお感じになる方が、少なからずいらっしゃるようです。そうではありません。コーチングそのものが、いろいろな手法のいいところを集めて、実際にやってみて、うまくいくものを残していくやり方をしています。ビジネスの世界で、かなりの効果を上げている手法なのですから、とりあえず使ってみて、自分流にアレンジすることで、何かが生まれるのではないでしょうか。
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