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2005/04/24

キャリア・コンサルタント、キャリア・カウンセラーがコーチングを使う

キャリアコンサルタントやキャリアカウンセラーの仕事は、様々なアセスメントテストを使って、その人の現状に既存の仕事をあてはめていく・・・というイメージが強いですが、本来は、もっと違うやりかたのほうがよいのではないかと思います。

実は、コーチングにおける、人生設計は、その人のキャリア抜きには語れないわけで、キャリアコーチングを含んでいるわけです。

人生設計でコーチがしていることは、

その人が本当にやりたいことを引き出す
その人のリソース(目標達成に活かせる全てのもの。強み、人脈、成功体験、職歴、経験など)を引き出す
その人の価値(大事にしているもの、これだけははずせないもの)を引き出す
ゴールが決まったら、リソースや価値を考えながら、そこに到達するために必要なものを、リストアップする
不足しているものや、欠けているものがあれば、それを手に入れるための戦略を練る
実行へと後押しする

といったことです。このプロセスで、自己基盤を強化したり、人生の転機での行動や考え方の傾向を把握したりします。

以前、キャリアコーチングをしたクライアントさんの事例で、こういうものがありました。

その人は、営業の仕事ばかりを、転々としてきていました。人当たりがよいし、人と関わることも大好き、行動的で、じっとしているのは嫌な性格でした。ですから、その人は、自分は営業に向いていると思い込んでいたのです。

しかし、営業の仕事についてしばらくすると、嫌になって辞めてしまうのです。会社が言うとおりの営業方法をしなければならないのが嫌だったり、お客様に必要ないと思われる商品を売るのが嫌だったりといった理由です。いつも、営業に行く前は、腰が重く、やっとの思いでえいっと、お客様のところへ行けば、帰りはすっきり楽しく帰ってくる、、、といった毎日でした。

彼女とは、いろいろな話をしました。小さい頃夢中になったことは何か?やっていてわくわくするのはどんなときか?今までやった仕事の中で、一番好きな瞬間はどこか?などなど・・・

その結果、彼女は、自分であれこれ戦略を練って、それを実際に試してみたり、売り込んだりするのが好きだということがわかりました。企画して、それを実現させる仕事が好きだったのです。

彼女のような場合、アセスメントテストだけで、本当の結果は出るでしょうか?

同じ業種でも、部署によって、全く違う仕事になることがあります。例えば、A子さんは銀行員でした。銀行といっても渉外担当で、お客様と話をして、その人のニーズを引き出すことに喜びを感じていました。ところが配置換えで、窓口業務になってしまいました。窓口業務では、ひとりの人と、深く話をすることはできません。お客様と深くふれあい、ニーズを引き出す喜びがなくなってしまったので、銀行の仕事は、彼女にとっては退屈な仕事となりました。結局、A子さんは、銀行を辞めました。

A子さんにとって、適しているのは、銀行員ではなく、人とふれあい話をする仕事なのです。

もし、キャリア・カウンセラーや、キャリア・コンサルタントがコーチングを使うことができれば、適正テストのみならず、その人が真に求めているものを引き出し、総合的に判断することで、よりフィットした提案ができるのではないかと思います。

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