研修講師がコーチングを使う
ある研修会社の社長さんが、こんなことを言いました。
コーチングの考え方って、わたしたちが、10年以上前からやってきたこととちっとも変わらないのよね。それなのに、どうして、いまさらコーチングなのかしらと、ずっと思っていたわ。でも、それがやっとわかった。連続でやる研修の最初に、「やってみてどうでしたか?」という質問をひとつ入れただけで、参加者が生き生きとしゃべり始めたのよ。わたしたちに今まで欠けていたのは、参加者が、どう思っているのかを確かめる質問だったのね。
別の研修講師さんは、現在わたくしと個人コーチングを行っています。彼女は、自分の研修に自信が持てなくて、いつも、先輩の講師のことをうらやましく思っていました。それで、セッションの時に、彼女の研修プログラムをファックスしてもらい、その内容について、コーチングすることにしました。
〇〇さんは、この研修が終わったとき、受講生にどうなっていて欲しいのですか?
この研修で伝えたいことは何ですか?
それまでの彼女は、先輩講師が作ったプログラムを、正確に伝えようとばかりしていましたが、わたしとのコーチングで、研修の軸が明確になった今、先輩のことに惑わされないようになりました。そして、コーチング的アプローチをいくつかマスターしたので、参加者に、お客様の視点で考えさせる質問を投げかけ、たくさん参加者にしゃべらせて、参加者が自分で理想の販売員像を作るお手伝いをするというスタンスが取れるようになったのです。そうすることで、自分が全ての正解を知っている必要がなくなりました。このことも、彼女のプレッシャーを取り去り、わくわくと楽しい研修になっているようです。
彼女がやっている手法は、グループコーチングそのものです。
知識を教える研修だけでは、効果は半減します。
大事なのは、その知識を現場で活かせるようにコーチングで後押しすることではないでしょうか?
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